私が芥川龍之介(文スト)と出逢った話
文ストと私が出逢ったのはもうだいぶ前のことなのでいつかは忘れたけど、知ったキッカケはよく覚えている。
こんな私と何年も友人をやってくれているとても心の広いHちゃんと、ある日パンケーキを食べに行ったときのこと。
その日は私が当時激ハマりしていたキャラクターのぬいをHちゃんがゲーセンで捕獲してくれたためそれを受け取りつつパンケーキでも食べようと久々に会った。
かわいいかわいいぬいに興奮しながらパンケーキと一緒に写真を撮ったり、その様子をHちゃんに盗撮されたりとほのぼのしながら会話をしていた。
そしてHちゃんがこう切り出したのだ。
「しゃきちゃん文スト見ないの?たぶん好きだと思うよ」
そういえば前に会ったときも勧められた作品だったなと思い出し、こんなに何度も言ってくるのはHちゃんとしては珍しかったので詳しく話を聞いてみることにした。
公式サイトを見ながら探偵社、ポートマフィア、ギルドについて説明を受け、「しゃきちゃんはこの人が好きだと思うよ」と見せられたのが、
芥川龍之介さん、その人でした。
映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)」公式サイト
こんなん好きになっちゃうよね~。
あとは重度のショタコンとしてはQちゃんも見逃せなかった。
アニメ本編を見ても実際好きだった。
Hちゃんの力説もあり、確かその日の内にアニメ1期の1話を見た気がする。
そして1話を見たらなんかもうものすごくハマってしまって1期は2~3日で消化してHちゃんに怒涛のごとくLINEで感想を送りつけた。
文ストのスタンプも買って芥川さんのスタンプを連打していた覚えがある。
主役の敦くんもかわいいしHちゃんの推しメン太宰さんもイケメンだし女性キャラもみんな妖艶でかわいいし敵キャラにもなんか気になる子いっぱいいるしなんだよこのアニメめっちゃおもろいやんってなって、その数日後にはアニメイトに行ってクリアファイルを買った。
そしてストーリーを理解していくうちに、芥川さんがかわいくてかわいくて仕方がなくなり、気づいたらまじで芥川さんのラバストを買ってしまうほどに好きになった。
基本的にグッズはいらない派のオタクだけど、まれに思いっきりハマったキャラのグッズは買い漁るという習性がある。
芥川さんの過去も切ないし、現在も切ないし、不器用な感じがたまらなくかわいいしめっちゃ強い異能持っててカッコイイし「僕(やつがれ)」とか言っちゃうし黒髪だし顔隠すポーズがなんかよくわからなくてかわいいしめっちゃ咳してるしとにかく私の性癖を突きまくってくれた子だった。
太宰さんへの執着がすごいし敦くんへの敵意剥き出し感もすごいし本当にかわいい子なんですよ……。
芥川さん尊い。
こうして私は好きなアニメ作品がまた1つ増え、推しキャラも1人増えるという幸せなオタクライフを送ることとなった。
好きキャラができるとまず支部で名前検索をする私は、ハマるとしたら太宰さん×芥川さんだろうなと思っていたのになぜか太宰さん×中也さんにうっかり足を取られ腐女子目線では太中推しになってしまったのはまた別の話。
芥川さんと敦くんを組みあわせることも考えてみたけど自分的にしっくりこなかったので芥川さんは夢女子目線で楽しむことにした。
そう、そしてこの芥川さんとの出逢いが、数年後、私の人生を大きく変えることになるとはこのときの私はまだ知るよしもなかったのだった。
続く